矯正治療と顔貌
歯ならび・かみ合わせは顔つきに大きな影響を及ぼします。
歯ならび、かみ合わせは歯だけの問題ではありません。
むしろ顔全体に大きな影響を及ぼします。
歯ならび異常の影響
歯ならびが悪いと、唇がゆがみます。
しかし、かみ合わせは更に大きな影響を及ぼします。
かみ合わせ異常の影響
実はかみ合わせは、歯ならびよりも顔貌に大きな影響を及ぼします。
かみ合わせが悪いと、
・ 横顔が貧弱になる
・ 顔が短くなったり、長くなる
・ 顔が非対称になる
・ 目が小さくなる
など、その影響は多岐にわたります。
さくら総合歯科ベビーキッズ歯ならびクリニックが奥歯のかみ合わせにこだわる理由の一つが、ここにあります。
矯正開始時と終了時の顔貌変化
上の写真は、当院で矯正治療を受けられたお子様の写真です。
左は初診時、(矯正治療前)、右は歯を動かし終わった頃の写真です。
歯ならびは当然よくなっていますが、口元を始めとしたお顔のバランスがよくなっていることが、お解りいただけると思います。
例えば、治療前(左写真)では、目と唇の距離が向かって左側がやや短くなっています。これは、前歯の歯ならびの影響ではなく、奥歯のかみ合わせが悪いことにより、主に右側で噛んでいたことが原因と考えられます。
一方、治療後(右写真)では、左右のバランスが整っていることがお解りいただけると思います。
つまり、歯ならびは目立つ前歯だけ治せばよい、というものではなく、むしろ奥歯のかみ合わせが、お子様の一生の健康にとって重要なのです。
前歯の歯ならびだけ治すのは、家を建てる時に基礎と構造・断熱を適当に行い、内装だけ綺麗にするのと同じことです。
また、歯を抜いて行う矯正は、何となく口元がさびしくなることが多いのですが、歯を抜かない床矯正は、お子様本来のお顔を引き出すことが出来る点で、優れた方法と言えます。
(このページの写真は、保護者並びにご本人の許可を取って掲載しています。)